後世に残すために
経年劣化に強い家を常に目指しています。
家を強くて長持ちと言っても
愛着をどれだけ持てるかによっても変わります。
その家に愛着を持てるようにする工夫があります。
受け継ぐ子供達が愛着がない家ならすぐ処分解体されてしまいます。
汗水たらしてがんばって建てた家が解体されている風景を見ると寂しく思います。
そんなことにならないようにこだわって家づくりをしています。
高度成長期に建てた家の建て替え要因の一つに
床の底冷え寒い
使いにくい
子供の時の愛着がない
これが、三大要因になっています。
高度成長期の家は、「家を持つこと」に気持ちが注がれ
これらのことは、度外視された傾向があります。
こだわって建てたその当時の高価な家も
その当時、最新機器や機能が壊れ使えなくなり
物置や放置され無駄が多くなり維持する気持ちが薄れて建替えになっています。
愛着がわかない家
子供のころの愛着がない
高度成長期時代、子供室を授けることが親の役目となり
子供も親からいろいろ言われない事を望み
部屋に引きこもるようになりました。
ハウスメーカーや住宅建材が増え始め、壁はプリント合板かクロス
天井は、ジプトーンか石綿吸音版 青白い蛍光灯の照明
量産化するために作りが同一で友達のお家に遊びに行っても
同じような家のつくりで愛着がわきにくいつくりでした。
そして、高級住宅になると
全館空調的なダクト配管その吹き出し口にはリボン
応接間的な所に暖炉もどき、そしてお風呂はタイル張りで大きな浴槽バブルバス
至る所に設備があっても、どれも故障して使い物にならず
後付けエアコンやシャワーカランなど機能しない設備があふれ
新築当時は良かったのですが、壊れたものと暮らす
愛着よりも苦痛に大きく変わりました。
愛着の湧くリビングの大切さ
小さな頃におけるリビングの在り方がとても大切
リビングで行われるイベントや家族の団らんなど
その当時の楽しかった時間、空気感や風景を5感に残す事が大切に思います。
既製品に囲まれたリビンク空間にあまり子供の記憶に残らず
愛着というのが残りにくいため
わくわくする空間ような居心地のよい記憶に残る空間が求められます。
居心地のやさを演出するためには、飽きにくさの工夫も大切です。
古い家でも飽きにくい飾りつけやレイアウトなどをすると
愛着度が増してきます。
飽きにくさの工夫のポイント
斬新なデザインであっても線を崩さない
これが、最大のポイントになります。
人が立って見えるラインを整える事で目に入る情報が減り
一体感を感じることが出来ます。
そのためには、遠近法を使たり 3分割法を使ったり
写真構図要領で決めていくことでラインが決まります。
写真と実物の違いは、3Dになっているのでどの角度からも結びつけること
これが、簡単そうで難しいことです。
影を使ったり、光の反射を使ったり結び付けたり
色々な技法で、視覚コントロールして無駄な情報を減らしていくこと
そして、見られたくない場所を見せないようにすること
飽きにくい愛着の湧く空間や家に変わっていきます。
長持ちする家
日本の木造住宅の 対応年数が22年~となっています。
長期優良住宅など色々と長期的に住める住宅を推進していますが
湿度が高い上、地震が多い日本は、建て替えを前提に造られてきました。
地震に合う数が多くなれば住宅が動き接合部が弱くなるし
湿度(内部結露)に考慮していない家は腐食して家が弱くなる
白アリ対策を考えて行わないと家の対応年数は減っていきます。
そして、気密の高い家は、湿度が高く雨が多い西日本は
内外の温度差と気圧の変化で負圧が強くなり漏水も発生しやすくなります。
対応年数を伸ばすためには、それらの対策をしていき
しっかりとした計画対策と施工力が必要となります。
それらを行って50年60年の耐久性向上が得られます。
家が、50年60年保ててもその家に価値がなければ維持できない
400年守られ続けている日本家屋としての価値を認められている建物があります。
しかし、近代住宅において400年守りつづけられる建物があるでしょうか?
私の造るいる住宅がそんな時代まで維持できるとは思っていませんが
守り続けたいと思えるくらいの価値を残しておかないと
100年以上もの歳月を残すことはできません。
住宅ローンで35年が終われば、家を子供たちに家を託すことが近くなります。
その家が、厄介な家であれば子供たちは建替えをしていくと思いますが
今後、35年の間に地球環境が大きく変わり、森林火災の発生など木材流通が不可能になり
容易に住宅を建替えることが出来ない可能性が大きく
老後のためにしても、子供たちのためにしても価値のある
今、長持ちをする住宅をつくらなければ、今後の生活が苦しくなります。
長持ちさせるためには
家の耐久性と省メンテナンス
飽きにくいデザイン
後継者の愛着度の向上
この3点が長持ちをさせるポイントです。
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