吹抜けのある家は開放的で私も好きです。
空気のぬけが良く窓の付け方など煙突効果で風をコントロールできます。
その反面、熱が上方に逃げたり音が籠ったり響いたり色々と問題もあります。
イメージ的には教会やホールの響き残響音がするのでよるこそこそ話が出来ないとか
ドアの振動が家中に伝達したりと吹抜けにあこがれて造ったのに
作るんじゃなかったという声も多く聞きます。
吹抜けの振動対策は、重要でドアの種類によって変わります。
玄関ホールからリビングに入るドアを含め引きにして
引き戸にすると音の響きは減らせます。
リビングドアが、開きドアの場合、振動で音が響きやすいので
吊戸タイブにし方立(真ん中の仕切り)てなるべく離して吊込みます。
共通してなるべく重いドアを使う事がお勧め
ユダ木工のドアやウッドワンピノアースなどを使い
ラッチ調整をしっかりすることで変わります。
吹抜けの天井形状や天井材も工夫したい所
天井がフラットな場合、音が反射する箇所が増え雑音が増します。
天井を斜めにすると音の反射数が減り雑音を減らすことが出来ます。
天井材を吸音材、もしくは柔らかい無垢材にすることで音のとげを取ることが出来ます。
しかし、天井の吸音を強くしすぎると違和感を感じるようになるので組み合わせも大切になります。
音は、振動や音の縦波によって発生します。
振動をどれだけ減らすか、音の波をどれだけ隔てるかという事がポイントになります。
温熱対策も検討しておきましょう
例えば、吹抜け部分に冬場だけでも
ふさぐことが出来る工夫が出来るように検討しておくことも大切です。
既存の建物で音問題を軽減させるための方法
吹抜け周りにすだれ状にレースのカーテンやロールスクリーン
音を遮る柔らかい物を垂らすことで多少減音(家の間取りによって変る)
振動音を減らすため、給気口があれば給気口を空けておくのもポイントの一つです。
家には流行があり
その流行も良いことですが、長所短所を知っておくことが重要です。
「失敗しない家づくり」のポイント
長所短所を把握しその対策をしっかりする事