耐震マイスタークラブは、廿日市からの依頼で耐震診断を実施しています。
そのメンバーとして、3~5件
岡田工務店として3件程度、耐震診断を毎年行っています。
これまで耐震診断で80件以上見てきました。
廿日市市の実施する耐震診断は、個人診断ではないため
費用が廿日市市さんから支払われます。
現調調査、解析、図面作成、写真整理などを行い報告するのですが
廿日市市さんから金額では合わないのが現実です。
しかし、なぜ耐震診断を進んで行うのかというと
まず、阪神淡路大震災に携わり、地震発生以後の辛さを知り
少しでも悲しみを減らしたいからという理由があります。
「耐震補強なんかしないから意味がない」と言われる方も
いらっしゃいます。
しかし、耐震補強も大切ですが、避難通路確保や転倒防止対策など
耐震補強だけではなく、対策や避難方法を伝えることも出来るので
耐震診断実施は、社会貢献出来ていると思います。
廿日市市の耐震診断と住宅健康調査も並行して行っています。
耐震診断を受ける住宅は、30年以上たった家が多く
その家の劣化状況も同時に調査させていただいています。
家の歴史を見ることで、家の劣化がどのように進んでいくか?
当時の大工さんの木の組み方はどのように組んでいたのか?
家族の歴史と今後の生活様式ストーリーの話が直接伺え
家の在り方を知ることが出来ます。
長年住んできて感じた
良かった所、悪かった所を聞くことは
新築住宅には欠かせない情報と思っています。
その声を活かし、情報を分析して家づくりに活かすことで
失敗しない家につながると思っています。
しかし、年々体が大きくなり
小屋裏や床下に潜るのがつらくなりました。
あと、数件残っています。
痩せられるかなぁ~