テレワークやネットワークゲームテレビの音
家の形態が5年周期で変わっています。
住宅もそれらに合わせて進化していく必要があります。
マンション建設やハウスメーカーで2世帯住宅建築を携った時
音に対してのクレームを沢山受けました。
音に対してのクレームは繊細で本当に難しい
一度不快になった音に対してどのように対処していくか?
この仕事について30年
学生の頃のレオパレスのアパートを含めたら32年間の課題です。
それらを一つ一つ積み上げて常に改良し続けて家を造っています。
音楽好きの私
音がない世界は考えられないですが
どうせ生きるなら良い音の世界で住みたいと思っています。
木造の場合、人の歩く重量音は
完全に無くすことは難しいですが軽減に取り組んでいます。
水平階の音軽減は
必要であればドアの気密性能を上げることでコントロールできます。
しかし、上下階の音は、それなりの対策工法を持ってしないと無くせません
リビングの音をなるべく上階に伝えないように造っています。
テレワークやオンライン授業が日常的に行われる時代
今後の家作りに重要ポイントになると思います。
品ある会話ってありますよね。
声が大きくもなく小さくもなく、ほどよい声のボリューム
ほどよい声のボリュームにするためには、声を聞き取りやすくする必要があります。
その波長をうまくコントロールする必要があります。
声質は、声の音色のうち音韻(おんいん)
音とひびき。また、その調和、 関わらない声質のこと
高い声は、緊張を伴い、
低い声は、揺らぎがあり安心を感じることが出来る。
住宅は、音楽教室と違い音の性質が違います。
一つは音色。
柔らかい音とかクリアーな音とか
あるいはキンキンした耳障りな音とかカスカスの潤いのないとか。
この音色は、室内の壁、天井、床などの材料によって変わります。
もう一つは、残響
残響が多いと豊かな響きをもたらすのですが
多すぎると音がにごりかえってきたなくなります。
この残響は、部屋の大きさ(空間容積)によって大きく変わります。
音楽を主にした住宅なら良いですが
これが声の聞き取りにくさに変わります。
防音室を作る時には音の伸びやかさを考えますが
一般住宅では、音の聞き取りにくさは、ストレスの原因になります。
天井の高さと音の聞き取りやすさ
天井の高さが音の伸びやかさを決める指標だと言ってもよいと思います。
天井高のことはあまり気にされない方が多いのですが
いくら平面的に広くても
天井が低ければ気持ちの良い音にはなりません。
天井高さを2.7m以上にしても、全体の空間容積は増えそれだけ長い残響になり
音楽室では響きが豊かになるというメリットはありますが
住宅では、声が聞き取りにくく残響音がイライラする原因になります。
私の経験では、一般自由宅の天井高が2.4m前後がちょうどよいと思いますが
その高さであっても空気中の音は縦波なので
天井と床、そして跳ね返る壁にひと工夫が必要になります。
吹抜けで天井高い場合も、工夫が必要です。
声が聞き取りにくいからギクシャクする。
近年の住宅は、音がキンキン響き
声が聞き取りにくくなり
家族の声が、自然と大きくなりつつあります。
聞いているのか、聞いていないのかわからないとか
声が聞き取りにくいため会話スルー家庭も多いのではないのかなぁ~と思います。
住宅の構造のせいで音がキンキン響き
大声になったり、不機嫌に聞こえる家が多いのではかなと思います。
(本当に不機嫌なのかのしれませんが・・・【苦笑】)
地震に強く、高耐久
高気密高断熱、風通しよく、自然素材
夏涼しく、冬あったかい、エコ住宅は、もはや標準になり
防音室を造る工務店だからこそ音にこだわる。
家じゅう、心地よい音になる工夫をしています。
そして、気圧コントロールも
吹抜けの音を考えて家を造る
吹抜けの良さは解放感が取れる事と採光が得られるところにあります。
しかし、吹抜けにおける問題は、温度問題と音問題
吹抜けの音は、生活音と空気圧音の二つに分かれます。
生活音は、キッチン家電音とテレビ音と話し声も聞こえます。
空気圧音は、ドアの開閉の圧力で起こる圧力音
生活音は高音をどう抑えるかというのがポイントで音の分析して対処
間柱間に音が入り太鼓現象が生まれるので吹抜面にグラスウール(ロックウール)を入れる。
私の造る家は、騒音が嫌いなので気になる場所にグラスウールを入れるようにしています。
問題は、ドアの圧力で起こるドアの振動ドアを極力減らして計画、脱気をつけています。
音を分散する方法として、吹抜けの天井に勾配をつけたり、音をやさしくするために
パイン等の天井羽目板を張るなどしています。
ただ、注意したいのは音の共鳴(音と音が重なる騒音)
ホールとかでもあるのですが屈折した音がぶつかると高い音が出ます。
吹抜けの音を建築後減らすのは難しいので、吹抜け音対策はしっかり行う事が大切です。
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